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平成22年度 社会保険料率 改正

 

協会けんぽの保険料率が平成22年3月分(4月末納期分)から大幅に上がります。都道府県によって異なりますが、全国平均は9.34%で現行の平均8.2%から1.14ポイントのアップとなります。

保険料率が最も高いのは北海道の9.42%で最も低いのは長野県の9.26%となり地域間格差は0.16ポイント(現状0.11ポイント)に拡大します。

 

1.        被保険者の負担増となる額は

全国平均の保険料率が8.2%から9.34%となったことにより、年収400万円の場合の本人負担は年間19,800円増加することになります。(単純に400万円に新旧料率を乗じた差額ですが、実際の差額は多少異なります)なお、保険料は労使折半であるため、これと同額の負担増が事業主にも課せられることになります。

 

2.        保険料率引き上げの原因

景気後退により被保険者の報酬が減少しそれに伴い保険料収入が減少したこと、新型インフルエンザの流行等により医療費が増大し収支が大幅に悪化したことなどが保険料率アップの原因とのことです。

 

3.        首都圏の保険料率

首都圏の保険料率は平成22年3月分から以下のように変更されます。

 

2月分まで

3月分以降

東京都

8.18

9.32

神奈川県

8.19

9.33

埼玉県

8.17

9.30

千葉県

8.17

9.31

茨城県

8.18

9.30

栃木県

8.18

9.32

群馬県

8.17

9.31

 

4.            介護保険料率も上がります
 協会けんぽの被保険者のうち40歳以上65歳未満の方にかかる介護保険料率も、3月分より現行の1.19%から1.50%(労使折半)に引き上げられます。
なお、介護保険料については地域による料率の違いはありません。

5.        雇用保険料率も上がる予定
 現行  一般の事業所・・・社員負担0.4%+会社負担0.7%=1.1%
 
変更 一般の事業所・・・社員負担0.6%+会社負担0.9%=1.5%

 

 

 

 



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