「サラリーマンのための投資信託」(05年8月末資産残高1114億円)を運用する澤上篤人氏が朝日新聞に大きく紹介されていました
「サラリーマンのための投資信託」(05年8月末資産残高1114億円)を運用する澤上篤人氏が朝日新聞に大きく紹介されていました。同新聞によれば、「株式で運用している日本の投信で1千億円を超え、過去5年間の運用成績がプラスなのは同氏のファンドだけ」。
これは、同氏が独特の投資哲学を持ち、かつ、時代の先行きを鋭く洞察していることの何よりの証左であろうと思われます。
今から30数年前のこと。当時は企業が公表する決算数字と将来の見通しを基に、その企業の投資価値を判断するのが通例でした。しかし、同氏はこれに異を唱えました。
たとえば……企業の傘下にある子会社群の業績を総計して見る必要性を説きました。そして実際に、ある大手スーパーの公表した利益が、「連結ベース」で見ると、かなり減殺されることを指摘しました。また、最終利益だけを見るのではなく、減価償却額を加算した数字を見る必要性も説きました。
さて、その澤上氏、「どんな観点で投資する会社を見たらいいのか?」と問われて、実に含蓄に富んだ言葉を述べています。
「どんな数字を見て株を買うかって? せこいよ、それ。どんな経済、社会になって欲しいかを考えて、その方向で頑張っている会社を応援するんです。」
「お客さまのニーズに応え、お客さまに心から喜んでもらえる」ことを社是としている私たちは、氏の言葉に共鳴し、かつ、意を強くしました。
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