最近、鍋料理のよさが見直されているようです
最近、鍋料理のよさが見直されているようです。その理由は次のようなことかと思われます。
@ 家庭的であること。一家そろって一つ鍋を囲めば、自然と話がはずみ、家族間のコミュニケーションが深まります。
A いろんな野菜をふんだんに食べるので、栄養のバランスがいいこと。
B スーパーで鍋料理用の材料がパックで売られているので、その手軽さが好まれること。
鍋料理と聞けば、「鍋奉行」という言葉が連想されます。そのいかにもいかめしい顔を思い浮かべると、ほほ笑まずにはおれません。
「鍋はアンコウ鍋に尽きる」と断言し、次のように力説する人がいました。
「アンコウの口の骨にかぎをかけて吊るし、それを大なたでぶった切る。それは豪快なもんですよ。肉はもちろんのこと、皮でも臓物でも何でも食べるから、アンコウには捨てるところがないんです。……この味を覚えたら、あなた、そりゃあもう、病みつきどころの話ではありませんよ!」
そこで思い出されたのは、次の一句……
鮟鱇の骨まで凍ててぶち切らる 加藤楸邨
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