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 ある新聞のコラム欄に、あらまし、次のようなことが書かれてありました

ある新聞のコラム欄に、あらまし、次のようなことが書かれてありました。

     昔の名将と言われるほどの人物は誰でも文武両道に通じていた。

     それを示す一例が(下記の)上杉謙信の詩である。

     現代のビジネス戦士もまた、かくありたいもの。

 

霜は軍営に満ちて 秋気清し

数行の過雁 月 三更

 

なるほど! と大いに感心させられました。

     「軍営」にあって、なお詩心を忘れない……これはまさに文武両道に通じた武将なればこそのことです。

     「軍営」にあって、なお詩に興ずる……何という心の余裕! これは常人にはムリな話です。常日ごろ、武人としての精神鍛錬に励んだ人にして初めて成せる芸当です。

     「軍営」にあっては、常に精神が緊張している……それゆえに、用いられる言葉もおのずと緊迫感に溢れています。たとえば「数行の過雁」。常人なら「数列に連なりたる雁が飛び過ぎゆく」という程度の文章が関の山かもしれません。

 

ここで……告白。「三更」の正確な意味を知りませんでした。

     「三更(さんこう)」 昔の時刻の名。一夜を五更に分けた、その第三。今の午後11時から午前1時ごろ。(旺文社「国語辞典)

 

 

 

 



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